【NZNews】ニュージーランドにて患者が歯4本を引き抜くことを頼んだところ、歯科医が聞き間違えて下あごの歯全部を引き抜いたとのこと。最近行われたニュージーランド保健局の調べによれば、2002年12月5日、患者の女性は歯医者を訪れ、虫歯4本を引き抜くことに同意。そして医師(名前は明らかにされていない)は抜歯の直前、再び何本引き抜くかを女性に尋ねたところ、女性は「four teeth(歯4本)」と答えたにも関わらず、医師はそれを「these teeth(この辺の歯)」と聞き間違えたという。
そして歯科医は「抜歯4本」と書かれたカルテすらチェックせずに抜歯を開始、さらには抜歯後にはめるはずの義歯の数も確認せずに、片っ端から抜歯を始めたのである。
事件の調査を行った保健局によれば、処置前の事前チェックではまず下の歯全てを引き抜くことを提案、しかし女性はそれを拒否したことが明らかになっている。しかし処置にあたった歯科医はその後、それらの書類をチェックせずに患者への口頭確認を行い、さらにそれを聞き間違えて抜歯を始めたのである。
保健局長の発表では、歯科医は定められた同意手順を踏むことを無視して抜歯したこと、さらに抜歯自体も適切な処置と技術が用いられずに行われていた事も明らかにされたという。
一方女性は、抜歯による傷、また下顎部全てに渡る義歯の装着による感染症の危険に苛まれたとしている。
またその後、医師は保健局の調べに対し、自らのミスを完全に認め、女性に対する謝罪と共に、無料でそれらの処置を行っていく事、またその際にかかる運賃などの支払いを行うことを明らかにした。
保健局長はまた歯科医が適切な技術をもっているか再度その手順を確認し、今後そうしたミスが起こらないよう厳重な注意を行い、ニュージーランドの歯科医協会などに今回のケースを報告したとのこと。