【HonoluluStar】先月21日、ハワイにてナイト・ダイビングをしていた19歳の男性が、水中で突撃してきた魚に腹を切り裂かれたとのこと。犠牲者となったトンガ・ルモリ氏を切り裂いた魚はクロコダイル・ニードルフィッシュというダツの一種で、その捕食スタイルから通称「生きた槍」とも呼ばれ、最大で体長1,5m近くにもなる巨大なダツとして知られている。(写真は縫合手術を終えたルモリ氏の腹部)
「魚が真っ直ぐ顔めがけて突撃してきたんです。あとちょっとで顔に直撃するところでした。私に見えたのは奴の目と歯で、気づいたら私の腹を抉っていたんです。まるでミサイルか、巨大なハンマーに撃たれたような感覚でした。これも神の思し召しなのか・・・と思いましたね。」
その後ルモリ氏は一緒に沖まで来ていたリヴェラ氏に船に引き上げられ、病院へと運ばれ、何とか一命を取り留めたのである。
ワイキキ水族館長のアンドリュー・ロッシター氏は、ダツは通常水面近くを泳ぎ小魚を補食し、人間を襲うことは非常に稀であると話している。「彼らはとても良い目を持っているんです。遠くから獲物を見つけて凄いスピードで突進していくんですね。そうやって獲物を捕らえこそしますが、人間を襲うことはまずありません。」
「今回の事故はおそらく魚が回避行動を取った際に起こったのだと思います。何かに驚いて、魚が急激な回避行動を取った。そしてその回避経路に運悪く彼が居たというわけです。それこそ100万分の1の確率の事故だったのではないでしょうか。」
その後ルモリ氏は一時は集中治療室に運ばれ、生死の境を彷徨ったのち、幸いにも現在無事回復に向かいつつあるという。また今回の事故に懲りながらも、しかし、ダイビングを止めることは出来ない、と話している。
「今まで、いつもせわしく動き回っていましたが、一歩間違ったらそれこそ腸が飛び出すことだってあるのかもしれません。」
車椅子に腰掛け、リハビリを続けるルモリ氏は語った。
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